寝言

いつも眠いです

無題

 

やっと頬を撫でる風が生温くなり、太陽の光を浴びながら散歩することが楽しく感じていたのも束の間で、ただただ暑いという感情しか抱かない気温になっていた。風が吹いても立ち込めるような熱気、眩しいほどに照らしてくる太陽、気がつけば額に馴染む汗。家を出る前に塗った日焼け止めの効果はあるのか、と疑いたくなる。

 

 

 

 

 

夏は嫌いだが夏という概念は好きだ。花火、祭り、海、アイス、浴衣、風鈴。風物詩は、と聞かれたら永遠に答えられるような気がする。あんなに蒸し暑く感じる毎日でも、夏の出来事はやっぱり後から思い返すと格段と特別な物のように感じる。夏といえば元気な印象と共に、一瞬で消えるような儚さの印象があるのはは、この季節だからなのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたがいなくても生きていけるし、あなたがいなくても夏は楽しいし。言い訳がましく聞こえるけど本当のことだよ、なんて強がりなのか。